フロントエンドスリットの開口によるエネルギー分解能の違い@BL40XU

2000/2/5ごろ

 

 フロントエンドスリットの開口を,(1)1x1mm(全開)と,(2)0.5mm(水平)x0.165(垂直)mmにしたときの,アンジュレータの基本波のスペクトルを測定した。

 測定は,依田式θ−2θゴニオメータにSi(111)を載せて,検出器にSiPINホトダイオードを用いて行った。超高速回転シャッターをチョッパーとして用いて,X線強度を約0.3%に落として測定した。アンジュレータのギャップは14.3mmである。

 

 

 これが,測定の結果。フロントエンドスリットを全開にすると,0.5x0.165mmの時に比べてピークのフラックスはほぼ10倍増加する。積分したフラックスは約20倍増加する。半値幅は,1.6%から約5%に増加する。ピーク強度の10%以上の強度の幅は約10%あり,「ピンクビーム」として擬似白色ビームとして使用可能と思われる。

 この測定では高調波の測定をしていないが,フロントエンドスリットを開くと高調波が増えることに注意すべきである。